例え、社長に嫌わらようとも・・・

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僕はしがないサラリーマンとして、商社に勤めているのだが、商社の花形の営業ではなく、会社を下支えをしている間接部署・・・情報システム部門である。

我が社は、社長はじめ、経営陣は全て営業出身なので数字、売上だけが評価の対象。つまり、売上のない間接業務の総務部、情報システム部は、いくら働いても評価はされない。どちらかというと会社の売上を食い潰している部署だという価値観が蔓延している。

なので、花形営業には湯水のように予算を割り当てられることはない。特に「情報システム」という彼らからすると何をしているか理解ができない部署に、予算や人員を割り当てるなんて頭には浮かんで来ないだろう。確かに、会社にお金を持ってくるのは営業で、総務部や情報システム部は、直接お金を産む業務ではない。なので社長の意見も分からなくはない。

だから、基本的に気に入られていないと気づいていても、理解されていないと分かっていても、僕は僕の仕事をこなす・・・そんなスタンスで仕事をそれなりにこなしている。

社内の基幹システム、ホームページ、ECサイト、他社システムとのデータ連携、その他システムの運用・改修、パソコン設定・管理、ネットワーク管理、ISMS情報セキュリティマネジメントシステム)の運用・維持・審査対応・・・どう考えても、一人で抱える量ではない仕事と日々、パソコンやシステム、個人持ちのスマホのお悩みまで受けているのである。システムの開発や改修だけでも外注を使えれば、だいぶ負担は減るのだが、間接業務の予算は削りに削られ、設計・プログラミング・テスト・公開・運用・・・全て内製している。それも一人で・・・。

システムに携わる人なら、どれだけ大変かを理解し、同情して頂けるだろう。それも全国展開をし、拠点が5つ・・・。さらにパソコンに詳しい人すらいない。我が社のITリテラシーは、現代の中学生と変わらない・・・いや、それ以下の人間も多数いる状態。そんな地獄の中で、これだけのシステムを運用しているのです。

ただ僕の救いは、各拠点に散らばるお姉さんたちとの関係が良好であるということだ。そもそも、上層部が僕の仕事を評価できないのは、システム、ネットワークが止まったら・・・僕が反乱を起こし、全てを放棄したら、会社の業務が止まってしまうということを知らないからで、毎日のようにシステムを使い、維持されている社内ネットワークで仕事をしているお姉さん方は、僕の有り難みというか、存在意義を感じているのだ。

そして、社長を含む上層部の人間は、僕が女子社員との仲が良いのが気に入らない・・・彼らの脳内は、会社の売上を食い潰している情報システム部の癖に、女子たちとイチャイチャしてるとは、けしからん。となる。女子に好かれようと一生懸命努力をしている人たち(上層部のおじさんたち)からすると、自然と女子社員の輪に入る僕が気に入らない・・・。

本当に残念なのですが、男性社会のランキングと女子の好意は比例していないんですよね。いくら偉くても、女子に好かれるとは限らない・・・それに気づかず、僕に嫉妬をしてくるのである。そして、僕をいじめれば、いじめるほど女子たちと僕の絆はより強くなるのです。

ちなみに僕は出世したいという欲求はゼロで、どちらかと楽しく仕事ができれば満足で、会社に貢献しようという気概はありません。与えられた仕事を粛々とこなし、女子たちと良好な関係を築き、楽しく仕事ができる環境を作る。それで満足です。

例え、社長に嫌わらようとも・・・